鹿児島県大和村「地域力創造アドバイザー」にコウズ 代表取締役 浜野耕一が就任いたしました
鹿児島県大和村「地域力創造アドバイザー」に、コウズ 代表取締役 浜野耕一が就任
~総務省制度を活用し、人に優しいデジタル行政の実現を支援~
株式会社コウズ
大和村
株式会社コウズ(本社:大阪府大阪市西区、以下「コウズ」)は、鹿児島県大和村(村長:伊集院 幼、以下「大和村」)の「地域力創造アドバイザー」に、代表取締役 浜野耕一が就任したことをお知らせします。

浜野耕一は、デジタル技術を活用した地域課題の解決やAI活用の分野で豊富な実績を持ち、総務省の「地域力創造のための外部専門家(地域人材ネット、通称「地域力創造アドバイザー」)」に登録されています。
これまでに企業の業務効率化支援や自治体の情報発信力向上支援、データ利活用の促進、人材育成などデジタル技術の導入支援にも幅広く取り組み、住民サービスの質的向上や地域活性化に取り組んできました。
大和村では、行政のデジタル化と地域住民の利便性向上を目的に、庁舎内DX推進の取り組みを進めており、総務省「地域力創造アドバイザー」制度※1を活用し、浜野耕一の専門的知見をもとに“人に優しいデジタル行政”の実現を目指します。
行政のデジタル化と実務的な生成AIの活用による業務効率化、地域住民の利便性向上を図りながら、持続可能な行政サービス基盤の構築を推進していきます。
今後は、庁舎内において部署横断型のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進チームと連携し、既存業務の効率化と職員の働きやすい環境づくりを段階的に進めていく予定です。令和8年度に業務時間の20%削減を目標とし、令和9年度には40%削減を目標に掲げています。
併せて、地域住民の誰もが便利で簡単に行政サービスを利用できるよう、「大和村DX・AI活用ガイドライン」の策定を進めていくことで、“人に優しいデジタル行政”の実現に向けた歩みを着実に進めてまいります。
■背景・目的
大和村では、住民サービスのさらなる向上と行政手続きの利便性向上を目的に、デジタル技術を活用した「人に優しいデジタル行政」の実現を進めています。村では、来庁不要で全国どこからでも手続きができるオンライン申請の導入や、職員の業務効率化、複雑な手続きの簡素化を重点テーマとして、「書かない窓口」を中心としたDX(デジタルトランスフォーメーション)整備を推進していきます。
また、生成AIを活用した文書作成や業務支援など、実務に直結する活用を通じて、行政のデジタル活用を多面的に進めてまいります。
これらの取り組みにより、住民がより便利で快適に行政サービスを利用できる環境を整備するとともに、職員がより創造的な業務に注力できる体制づくりを目指します。
このたび、総務省の「地域力創造アドバイザー」制度を活用し、当社代表取締役 浜野耕一が「地域力創造アドバイザー」として委嘱されました。
浜野は、行政のDX推進や生成AIの実践的な活用を通じて、庁内体制の整備と地域全体でのデジタル活用を支援してまいります。
■今後の展開
初年度は、ツール導入へ向けた準備から生成AIの基礎知識研修などに着手し、実装に向けた環境整備と職員の意識変革を促す活動を重点的に展開します。
また、単発的な導入にとどまらず、3年間を見据えた「自走型行政モデル」の確立を目標に、庁内ルールの策定や住民への普及活動、AIの活用方針の設計まで一貫して支援していきます。
これらの取り組みを通じて、大和村が将来的に「人に優しいデジタル行政」のモデル自治体として発展するための礎を築いてまいります。
*1 総務省「地域力創造アドバイザー」制度について
地域独自の魅力や価値の向上に取り組む市町村が、外部専門家の知見を得て地域活性化を進める場合に、総務省が招聘経費を支援する制度です。
参考URL:https://www.soumu.go.jp/main_content/000715240.pdf
■委嘱式
2025年10月27日(月)、大和村役場にて「大和村地域力創造アドバイザー委嘱式」が実施され、浜野耕一が正式に委嘱されました。
当日は委嘱状交付、記念撮影などが行われ、今後の支援の方向性について意見交換を行いました。

写真左:コウズ 代表取締役 浜野 耕一 / 写真右:大和村長 伊集院 幼氏
・大和村長 伊集院 幼氏のコメント
デジタル推進は自治体で避けることができない取組であり、DX推進を取り入れることで課題解決、業務改善や住民サービスの向上を図っていきたいと考えているところであります。
また、DX推進の中でAI活用は大和村としても進めていきたい。AIをうまく活用することで業務を大幅に改善でき、結果として住民サービスの向上に繋げられるような取組をすすめていきたく思っています。
浜野さんには、現場でできる取組にお力添えいただきたく思っています。
・コウズ 代表取締役 浜野耕一のコメント
このたび、大和村の「地域力創造アドバイザー」として委嘱いただき、大変光栄に思います。
奄美群島の中でも豊かな自然と文化が息づく大和村は、全国に誇る魅力を持つ地域です。しかし同時に、離島という立地の特性から、行政や住民サービスの提供において人材や資源の制約という課題も抱えています。
これまで我々が支援を行なってまいりました奄美市や徳之島町をはじめ、全国各地の自治体でのDXやAI導入の経験を活かし、大和村では「人に優しいデジタル行政」をテーマに、職員の皆さまと共に現場から実践的な変革を進めてまいりたいと思います。特に「書かない窓口」の整備を中心に、住民が簡単・便利に行政手続きができる環境を整え、生成AIを活用した業務支援や文書作成の効率化などを通じて、職員の皆さまがより創造的な仕事に集中できる仕組みを築いていきます。
この取り組みは単なるデジタル化ではなく、“人に寄り添う行政”をつくるための第一歩だと考えています。3ヵ年のプロジェクトを通じて、職員の皆さまの意識改革から仕組みの定着、住民サービスの質的向上まで、一貫した支援を行い、自走できる行政モデルを確立してまいります。
■浜野耕一プロフィール

浜野 耕一(はまの こういち)
株式会社コウズ 代表取締役
株式会社グローバライズコーポレーション 代表取締役
総務省 地域⼒創造アドバイザー
鹿児島県企業誘致サポーター
富山県舟橋村デジタル広報アドバイザー
奄美市地域情報化アドバイザー(DXアドバイザー)
奄美情報処理専門学校講師 など
▼略歴
2000年建築設計事務所を起業。建築業界からIT業界へ転進して、2006年株式会社コウズを設立。自らの経験を活かしIT活用を推進するためのWebサイト制作、マーケティング、運用、保守まで一貫したWebサービスを通じて、多くの企業のサポートを手掛ける。現在は、主に大阪と奄美群島・富山県の三拠点で活動し、奄美大島と大阪とのニ拠点生活を基盤に全国各地の企業や自治体を訪問し、自社のDX推進ノウハウとIT技術を活かし、自社地方拠点の活用を通じて、鹿児島県奄美市や徳之島町など、全国の自治体と連携しながら、地域課題の解決と持続可能なまちづくりの支援に取り組んでいる。
・2022年 大阪市産業局主催ビジコンOSAKA Renovator大賞受賞
・2024年 総務省地域力創造アドバイザー、鹿児島県企業誘致サポーター就任
・2025年 富山県舟橋村デジタル広報アドバイザー、奄美市地域情報化アドバイザー(DXアドバイザー)就任
著書:「デジタル音痴の経営者でも作れる業績を上げるホームページ」(幻冬舎)
■大和村について


大和村は、奄美大島のほぼ中央に位置しています。11ある集落はすべて海に面しており、背後には奄美群島最高峰の湯湾岳(奄美岳)とそれに連なる山々がそびえています。豊かな自然に囲まれた伝統文化が色濃く残る村です。人口およそ1400人の小さな村ですが、自然と共生した住みよい村づくりを通して「小さくとも光輝き続ける村」を目指しています。
標高差を活かした果樹栽培が盛んで、大和村産「スモモ」は皇室献上品として選ばれたこともあり、生産量は日本一を誇り、タンカンやマンゴーなどの南国フルーツも特産品として知られています。
子育て支援や高齢者福祉、移住定住など、制度の充実を図っており、すべての世代が安心して暮らせる環境づくりにも力を入れています。
また大和村では、2024年にオープンした奄美大島初となる天然温泉施設「奄美温泉 大和 ハナハナビーチリゾート」で豊かな自然を感じながらゆったりとした時間を満喫することができ、2025年に開所した、アマミノクロウサギ研究飼育施設「アマミノクロウサギミュージアム くるぐる」では、世界自然遺産・奄美大島の生態系や自然の魅力を学ぶことができます。
大和村公式ホームページはこちら → https://www.vill.yamato.lg.jp/
■株式会社コウズについて
株式会社コウズは、Webソリューションサービス「Groweb!」を展開し、アクセス解析・分析レポート「Groweb! Report」やWebサイト制作サービス「Groweb! Factory」「Groweb! Maker」、ホームぺージ保守管理代行サービス「Groweb! Manager」など、Webサイト制作から運用・マーケティングに至るまで、お客さまの抱える課題をWebで解決するサービスを提供しています。昨今では、AIを活用した新たなソリューションやDX推進、地方自治体との地方創生へ向けた連携事業にも取り組んでいます。詳細については、https://kous.co.jp/ ご覧ください。
【コウズの取り組み】
株式会社コウズは、AIサービスやデジタル技術を活用したDX推進を通じて、地域創生や行政のデジタル活用支援に取り組んでいます。これまでに、奄美市・徳之島町・富山県舟橋村・大阪府藤井寺市の4つの自治体とAI実証実験に関する連携協定を締結するなど、全国各地でデータ活用やAI導入を支援しています。また、奄美群島では、奄美市や徳之島町を中心に、AI実証実験・人材育成・雇用創出など、地域特性を生かした取り組みを展開しています。奄美群島におけるコウズのこれまでの主な取り組みは以下の通りです。
<奄美群島での主な取り組み>
・2017年:浜野耕一が観光で初来島し、地域課題について地元関係者と意見交換を実施。その課題意識をきっかけに、IT活用による地域課題解決への取り組みを本格化。
・2018年:グループ会社「株式会社グローバライズコーポレーション」の本社を奄美市へ移転。奄美情報処理専門学校との教育支援・奨学金支援協定、奄美情報通信協同組合とのソフトウェア開発協定を締結し、地域のIT人材育成と雇用創出を本格推進。
・2022年:奄美市と「AI実証実験連携協定」を締結し、全国自治体で初めて自治体ホームページにおける「Groweb!Ai」の導入実証を開始。閲覧者のニーズに合わせた情報発信を強化するため、申請支援に特化した特設サイトを制作し、公開後の申請数が174%増加するなど、実効性ある成果をあげています。
・2023年:徳之島町と「AI実証実験に関する連携協定」および「包括連携協定」を締結。AIサービス「Groweb!Ai Answer」を活用し、公式サイトの閲覧データ分析や課題抽出、改善提案を通じて住民が必要な情報へアクセスしやすい環境を整備。さらに、「第6次徳之島町総合計画」に基づき、ICTの活用や地域DX、人材育成を推進し、中長期的な“ITアイランド構想”の実現を目指して地域活性化に取り組む。
・2024年:奄美支社を設立し、奄美市と立地協定を締結。DX支援や雇用創出を進める地域基盤を整備。
・2025年:代表取締役 浜野耕一が奄美市地域情報化アドバイザー(DXアドバイザー)に就任し、地元企業向けのDX推進を担当。
こうした取り組みを通じて、デジタルを活用した行政サービスの利便性向上や、IT教育支援による次世代デジタル人材の育成、フリーランスやクリエイターの活躍機会の創出、UIターン人材を対象とした起業支援・誘致ツアーなど、「人づくり」と「しごとづくり」の両面から、地域の持続的な発展を支える取り組みを進めています。
●株式会社コウズ 会社概要
会社名 :株式会社コウズ
所在地 :
本社 大阪府大阪市西区西本町1-8-14 SEKONビル4F
支社 鹿児島県奄美市笠利町万屋1249番地2 ICTプラザかさり3号室
代表者 :代表取締役 浜野 耕一
設立:2006年3月
事業内容:Webマーケティング、Webサイト制作・運用、コンサルティング、AI事業、DX推進、地方創生事業
関係会社:株式会社グローバライズコーポレーション(鹿児島県奄美市)、株式会社パーク(富山県富山市)

